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2020.01.18

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【日本における探偵業の歴史と沿革】

【日本における探偵業の歴史と沿革】

日本には、正式な届出が行われているものだけでも、5000を超える探偵事務所や興信所があるといわれています。近年ではメディアに登場することも多くなり、比較的身近な存在になりました。日本の探偵はどのようにして生まれ、ここまで発展してきたのでしょうか。今回は、日本の探偵業の歴史と沿革について見ていきましょう。

【目次】
1.日本最初の探偵は「岩井三郎事務所」
2.興信所とはルーツが異なるが、現在はほぼ同じ存在
3.無秩序な状態から、探偵業法の施行によって健全化
4.今回のまとめ

日本最初の探偵は「岩井三郎事務所」

世界最初の私立探偵といわれているのは、19世紀にフランスで活躍したフランソワ・ヴィドックです。また、1850年代にアメリカで設立されたピンカートン探偵社も、アメリカ発の探偵事務所としてよく知られています。
日本で探偵が誕生するのは、ここからもう少し後の時代になってからです。諸説ありますが、日本最初の探偵事務所は、元警察官の岩井三郎が1895年(明治28年)に創業した「岩井三郎事務所」だとされています。岩井三郎事務所が現在の探偵と決定的に違うのは、汚職などの大きな事件にも関わっていたことです。日本海軍の贈賄事件である「シーメンス事件」をはじめ、いくつもの事件の解決に貢献しました。
とはいえ、大きな事件ばかりを扱っていたわけではありません。浮気調査や素行調査といった、個人の依頼を受けての調査も行なっており、調査方法も尾行・張り込み・聞き込みが中心でした。現在の探偵のスタイルは、このころすでに確立されていたといえるでしょう。

興信所とはルーツが異なるが、現在はほぼ同じ存在

日本の探偵史を語る上で忘れてはならないのが、興信所の存在です。現在では探偵事務所とほぼ同一視されている興信所ですが、そのルーツは少々異なります。
日本最初の興信所といわれる「商業興信所」は、1892年(明治25年)に設立されました。岩井三郎事務所ができるよりもさらに前のことです。明治に入ってから四半世紀が経過していた日本では、産業が急速に発展していました。取引が増えればその分トラブルも増え、「あの会社の経営状況は大丈夫なのか」「裏で何か怪しいことをやっていないか」といった不安も生じます。
そこで、日本銀行理事にして大阪支店長であった外山脩造が、企業の信用調査を目的として設立したのが商業興信所なのです。やがて時代を経るにつれ、探偵事務所と興信所の境界はだんだん曖昧になっていきました。
現在では、法律上でも特に区別は設けられておらず、ほぼ名前だけの違いになっています。こうして、浮気調査でも人探し調査でも、そして企業の信用調査でも引き受けてくれる「探偵」が誕生したのです。

無秩序な状態から、探偵業法の施行によって健全化

日本の社会で活躍を見せ始めた探偵ですが、1つ大きな問題がありました。実はつい最近まで、探偵の仕事を規制する法律が存在していなかったのです。そのため、依頼者との契約内容をめぐるトラブルや、不法侵入などの悪質な調査手段の使用、入手した情報を使った恐喝といった、悪質な行為に手を染める探偵が後を絶ちませんでした。
そこで、探偵業を健全なものにするべく、2007年(平成19年)に施行されたのが「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」です。この法律では、開業する際には公安委員会へ届出を行うこと、調査手段は聞き込み・張り込み・尾行の3つであること、違法な手段を用いてはならないこと、契約は書面で行うことなどが規定されています。現在でも、悪徳探偵は完全にいなくなったわけではありません。
しかし、以前に比べればずっとクリーンな職業になり、メディアに登場する機会も増えました。今後も、探偵業のさらなる健全化と発展が期待されます。

今回のまとめ

探偵は、誕生してからまだそれほど時間が経っていない職業です。探偵業法の施行に至っては、本当につい最近の出来事であり、真の発展はまだまだこれからだといえます。探偵に仕事を依頼する時は、その事務所の沿革やルーツに目を向けてみるのも面白いでしょう。