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2020.03.04

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【探偵は昔からある?探偵業の歴史と変遷(明治編)】

【探偵は昔からある?探偵業の歴史と変遷(明治編)】

明治時代は、日本が大きく変化した時代です。政治の体制が改まるとともに、西洋文明の影響を受け、飛躍的な近代化を遂げました。それに伴って新たな問題も発生した結果、活躍の場が生まれたのが探偵です。ここでは、明治時代における探偵の活躍について解説します。

【目次】
1.明治は探偵業そのものが確立された時代
2.日本最初の探偵事務所は明治28年に設立
3.産業の発展に伴い興信所も誕生した
4.今回のまとめ

明治は探偵業そのものが確立された時代

最初に、探偵をめぐる当時の世界の状況を知っておきましょう。明治時代は1868年から始まりましたが、世界初の探偵とされているフランスのフランソワ・ヴィドックが活躍したのは、1800年代の前半です。
また、1850年には、アメリカ初の私立探偵社であるピンカートン探偵社が設立されました。つまり、ちょうど江戸時代後期が世界的な探偵の黎明期だったのです。そして日本でも、明治時代に探偵という職業が確立されることになります。日本の探偵が海外の探偵の影響を受けていたのかは不明ですが、ピンカートン探偵社などを参考にした可能性は大いにあるでしょう。

日本最初の探偵事務所は明治28年に設立

日本最初の探偵事務所とされているのは、岩井三郎が1895年(明治28年)に創業した「岩井三郎事務所」です。岩井は元警視庁の警察官で、日清戦争時のスパイ摘発なども行なっていたエリートでした。
しかし、30歳で警察官をやめ、私立探偵になる道を選んだのです。岩井の決断が日本の探偵業に与えた影響は計り知れません。
もちろん、岩井三郎事務所には現在の探偵事務所と異なる点もありました。決定的に違うのは、警察に協力して刑事事件の捜査も行なっていたことです。有名なのは、大正初期の疑獄事件である「シーメンス事件」でしょう。これは、当時の内閣が総辞職に追い込まれるほどの大事件でした。岩井が元警察官とはいえ、このような事件の解決に私立探偵が寄与していたというのは、現在では考えられないことです。
そのため、推理小説などに登場する探偵のイメージは、岩井の影響が大きいとする向きもあります。もっとも、岩井は大きな事件ばかりを請け負っていたわけではありません。現在の探偵と同様に、個人の依頼による浮気調査や素行調査も行なっていました。その際には、警察官時代に培った尾行・張り込み・聞き込みの技術が大いに役立ったのです。現在の探偵業の基礎を、岩井が作ったのは間違いないでしょう。

産業の発展に伴い興信所も誕生した

明治時代、日本初の探偵事務所と前後して生まれたのが、企業信用調査を請け負う「興信所」です。当時の日本では、急激な近代化と産業の発展により、取引をめぐるトラブルも増加していました。そのため、他社の経営状況や信頼性を調べる機会が増え、いくつもの興信所が設立されたのです。主なものを挙げてみましょう。

商業興信所(1892年)

初代・日本銀行大阪支店長にして、アサヒビールの創業に関わったことでも知られる、外山脩造が設立した興信所です。設立にあたって、日銀や大阪地区の銀行などが出資しました。

商工社(1892年)

商業興信所とほぼ同時期に、白鳥敬之助によって設立された興信所です。現在の東京商工リサーチの前身にあたります。

東京興信所(1896年)

「日本資本主義の父」こと渋沢栄一が設立した興信所です。後に商業興信所と合併して東亜興信所になり、現在は複数の法人に分かれています。

帝国興信所(1900年)

渋沢栄一とも関わりのあった、後藤武夫が設立した興信所です。現在の帝国データバンクの前身にあたります。当時は結婚調査や雇用調査などの個人調査も行っていました。このように、名だたる興信所がいくつも誕生していたことがわかります。それだけ明治期というのは、企業信用調査の需要が高まっていた時期だったのです。
やがて興信所と探偵事務所の境界は曖昧になっていきますが、帝国データバンクや東京商工リサーチのように、企業信用調査専門の会社として残っているものもあります。

今回のまとめ

明治時代は、日本における探偵業・調査業が確立された時期として非常に重要です。探偵事務所と興信所という、ルーツの異なる職業がほぼ同時に発生し、やがて融合していったことも注目に値します。探偵の歴史について調べる時は、必ず明治時代をチェックしましょう。