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2020.03.11

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【探偵は昔からある?探偵業の歴史と変遷(江戸編)】

【探偵は昔からある?探偵業の歴史と変遷(江戸編)】

近年の探偵は、テレビなどに登場する機会も増え、比較的身近な存在になりました。推理小説などで主人公を務めることも多く、探偵という存在に魅力を感じる人もいるはずです。では、日本が近代的な発展を遂げる以前の時代に、探偵は存在していたのでしょうか。今回は、江戸時代の探偵に関する知識を紹介します。

【目次】
1.現在と同じような探偵は江戸時代にはいなかった
2.岡っ引きは「アルバイトの警察官」
3.忍者は探偵といえるのか?
4.今回のまとめ

現在と同じような探偵は江戸時代にはいなかった

日本最初の探偵事務所とされているのは、元警察官の岩井三郎が1895年(明治28年)に創業した「岩井三郎事務所」です。逆にいえば、江戸時代以前には現在の探偵に相当する職業はいなかったことになります。
世界初の探偵とされる、フランスのフランソワ・ヴィドックが活躍したのも1800年代前半ですから、すでに江戸時代後期です。江戸時代に探偵は存在しえない、といっていいでしょう。もっともこれは、職業として確立された探偵の話であって、同じようなことをやっていた人がいた可能性はあります。
たとえば、当時は現在に比べて身分差別が厳しかった時代であり、結婚相手の素性や評判を調べる「問い聞き」もよく行われました。自分でやるのはなかなか気が引ける行為ですから、お金持ちなどは他人を雇って行わせていたかもしれません。これに限らず、他人の情報を欲している人というのは、いつの時代でもいるものです。
当然、「報酬と引き換えに他人の情報を探る」という仕事も成立します。記録に残っていないのは事実ですが、江戸時代に「私立探偵」がいたらどんな調査を請け負っていたのか、想像を巡らせてみるのも面白いでしょう。

岡っ引きは「アルバイトの警察官

江戸時代に私立探偵がいた証拠はありませんが、公権力とつながって探偵に近いことを行っていた人たちはいます。時代劇などにもよく登場する「岡っ引き(御用聞き、目明かし)」です。岡っ引きは、幕府の下級役人である同心(正確には廻り方同心)に個人的に雇われ、警察業務のサポートをしていました。要するに、アルバイトの警察官のようなものです。
18世紀初頭には、江戸の町の人口は100万人を超えたとされており、幕府の役人だけで管理するのは困難でした。そのため、同心たちは元犯罪者などを岡っ引きとして使い、見回りや情報収集などを行わせていたのです。岡っ引きの給料(小遣い)も同心の懐から出ており、食事などを無償で提供することもありました。
しかし、すべての岡っ引きが「銭形平次」のような正義の味方だったわけではありません。権力を笠に着て悪事を働く岡っ引きも少なくなく、江戸幕府もたびたび岡っ引きの使用禁止令を出しています。公権力とつながっているがゆえの弊害といえるでしょう。

忍者は探偵といえるのか?

最後に、戦国時代や江戸時代を舞台とした創作には高確率で登場する、忍者について触れておきましょう。忍者は室町時代にはすでに誕生していたとされ、大名や領主に仕えて諜報活動や破壊工作を行っていました。他人の情報を探るという点では探偵と共通していますが、その立場は明らかに国家の諜報機関です。現在でいえば、日本の公安調査庁やアメリカのCIA、イギリスのMI6などの方が近いでしょう。
しかし、特定の勢力に属していないとすればどうでしょうか。決まった主君を持たず、お金で雇われて敵対勢力の情報を探っていた忍者もいた可能性があります。敵地の様子を密かに探ったり、怪しい人物の素性を調べたりするためには、尾行・張り込み・聞き込みといった手段も用いたでしょう。もし「フリーの忍者」がいたとすれば、依頼の性質は大きく異なるにしても、探偵との共通項は多いと考えられるのです。

今回のまとめ

江戸時代には、現在と同じような形の「探偵」は存在していませんでした。しかし、探偵に近いことを行っていた職業はいくつかあり、いつの時代も調査業が必要とされていたことがわかります。探偵の歴史に興味がある方は、職業として確立された明治以降のみならず、江戸以前の情報についても調べてみるといいでしょう。