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2020.04.16

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【興信所と探偵の違いとは】

【興信所と探偵の違いとは】

探偵は、浮気調査や人探し調査を行う職業です。警察とは異なり、事件性のない調査でも引き受けてくれるため、根強い需要があります。ところで、探偵の情報を調べていると、同じような調査を請け負ってくれる業者として「興信所」というものが見つかるでしょう。これらは一体何が違うのでしょうか。ここでは、探偵と興信所の違いについて解説します。

【目次】
1.探偵と興信所は成り立ちが異なる
2. 探偵と興信所に法律上の差はない
3.興信所と探偵、どちらに依頼すべき?
4.今回のまとめ

探偵と興信所は成り立ちが異なる

実のところ、現在の探偵と興信所はほぼ同一の存在であり、名前以外の大きな違いはありません。しかし、もともとは別の職業として発展してきたのです。まずは、それぞれの成り立ちを見ていきましょう。

探偵の成り立ち

日本最初の探偵事務所といわれているのは、警察官出身の岩井三郎が1895年(明治28年)に創業した「岩井三郎事務所」です。岩井は警察官としての経験を生かし、浮気調査や素行調査などを行っていました。主な調査方法は、現代と同じ尾行や張り込み、聞き込みです。一方、現代の探偵とは異なり、警察の捜査に協力することもありました。

興信所の成り立ち

日本初の興信所といわれているのは、日本銀行理事・外山脩造が1892年(明治25年)に設立した「商業興信所」です。明治に入り、日本が飛躍的な発展を遂げた結果、企業間取引も増加していました。当然、取引先の経営状況や信頼性を気にする機会も増えます。
そこで、企業信用調査を行う業者として登場したのが興信所なのです。帝国データバンクの前身である帝国興信所や、東京商工リサーチの前身である商工社も、この時期に誕生しています。

探偵と興信所に法律上の差はない

次は、探偵と興信所の法的な扱いの差の確認です。日本の探偵は、探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)によって仕事内容などが定められています。
また、個人情報保護法が施行された際には、「興信所業者が講ずべき個人情報保護のための措置の特例に関する指針」というガイドラインが警察庁から出されました。この2つから、探偵と興信所の違いを探ってみましょう。

探偵業法

探偵業法第2条では、探偵の業務について以下のように定めています。

「他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務」

つまり、企業としての名称が「探偵事務所」なのか「興信所」なのかに関わらず、この法律の条件を満たせば「探偵業者」として扱われるのです。そもそも、法律上に「興信所」という名前は出てきません。

警察庁の指針

「興信所業者が講ずべき個人情報保護のための措置の特例に関する指針」には、「興信所」という言葉が使われています。その上で「調査業務」について、

「他人(個人である者に限る。以下同じ。) の生命、身体、財産その他の権利利益の保護のために必要な人の所在又は行動に関する事項について、当該他人の需要に応じて調査し、その結果を当該他人に報告する業務」

と定義しています。これは、探偵業法における「探偵業」の定義とほぼ同じです。したがって警察庁は、興信所と探偵を同一の存在と見なしていることがわかります。

興信所と探偵、どちらに依頼すべき?

探偵と興信所は成り立ちこそ異なるものの、法律上は特に区別されなくなっています。これは現場においても同じで、「企業信用調査を扱う探偵事務所」や、「浮気調査を扱う興信所」はまったく珍しくありません。時代を下るにつれて、似通った性質を持つ2つの職業が、だんだん統合されていったと考えていいでしょう。では、実際に依頼をする際、探偵と興信所を使い分ける必要はあるのでしょうか。
結論をいうと、基本的に気にする必要はありません。確かに名前が「◯◯興信所」であれば、元は企業信用調査を中心に行なっていた可能性はあるでしょう。しかし、ルーツはあくまでもルーツであって、現在の得意分野とは別の問題です。
名前にこだわるのではなく、過去の実績や相談時の様子から、依頼先を決定するのが望ましいといえます。

今回のまとめ

日本には、正式な届出が出されているものだけでも、5000を超える探偵業者がいるとされています。そのうち、「興信所」を名乗る業者が少なからず存在しているのも確かです。どのような依頼であれ、探偵と興信所は両方とも候補に入りますから、平等に扱って依頼先を決めることをおすすめします。